走り過ぎた午後は汗をぬぐう間もない

雲の無い仏滅の午後はカクテルを

テレビのアンケートで、「料理人」のことを聞かれたら、アナタはどう答える?「トマトジュース」は、人それぞれで印象が千差万別かもしれないね。
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具合悪そうに大声を出すあの人と紅葉の山

めちゃめちゃスイーツが好みで、甘いお菓子などをつくります。
普通に手で一生懸命混ぜて、焼いて作成していたのだが、このごろ、ホームベーカリーで焼いてみた、非常に簡単でした。
娘にも食べてもらう、ニンジンをすって混ぜたり、かぼちゃを混ぜたり、栄養がとれるように心がけている。
砂糖が少なめでもニンジンやかぼちゃの甘さがあるから、笑顔で口にしてくれます。
最近は、スイーツ男子なんて表現もテレビであるからごくふつうだけれど、大学の頃は、甘いお菓子を焼いているいるといったら不思議に思われることが多かったです。
このごろは、そういった男性がよくいるよねとも言われる。

前のめりで歌う友人と読みかけの本
お盆やすみだとしても里方から外れて住んでいるとたまにしか実感することがないが、不十分ながら、供え物くらいはと思い本家へ買って送った。
実家に住んでいたら、線香を握って祖先の受け入れに行って、御盆の幕引きにお見送りにおもむくのだが、別れて定住しているので、そう遂行することもない。
近所の方は、香を持ち墓所に向かっている。
かような光景が目に入る。
常時より墓所の近辺の道路には数多くの車が路駐されていて、お参りの人も大変たくさん見える。

天気の良い火曜の昼は料理を

季節の中で、雨の続く梅雨の時期がお気に入りだ。
空気は湿度が上がり外に出れば濡れてしまうけれど。
それは、幼いころに、梅雨に見られるあじさいが可憐で、以来この花が咲くのを楽しみにしている。
九州長崎の出島で知り合った、シーボルトとお瀧さんのあじさいデート秘話を知っているだろうか。
オランダ人の中に紛れて来日した、ドイツ人のシーボルトが、紫陽花を見ながら「お瀧さんと同じくらい美しい花だ」と話した。
雨の日にひっそりと咲くあじさいを見ながら何度も、お瀧さん、お瀧さんとつぶやいた。
しだいに変化して、あじさいはおた草と別名を呼ばれるようにもなったらしい。

湿気の多い火曜の午前に熱燗を
小説家の江國香織の小説に登場する女性陣は、なんとなくクレイジーである。
例えれば、東京タワーの詩史。
あと、がらくたの柊子。
あとは、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國香織の持ち合わせている性質を、極端にして表現した形なのかもしれない。
心からクレイジーなのが、神様のボートの葉子だ。
もしかしたら迎えに来るかもしれないあのひとを待ち、高萩や今市に引っ越しをする。
あのひとを忘れないで、再び会えると思い込んで。
挙句にはママは現実を生きていないと愛娘の草子に言われてしまうが、葉子にはいまいちよく理解されない。
このシーンが、この話の最高にクレイジーなところだ。
個人的には、ウエハースの椅子にはなるべく座れないけれど神様のボートには乗ってもいい。
江國香織さんの書く、クレイジーでも綺麗でちょっと病んだ主人公が大大大好きだ。

じめじめした月曜の深夜に足を伸ばして

なぜか不安定な感じになり、少しも苦しくなった。
大きな原因があるという訳ではなく、思い立ったように物悲しくなったり、今までの事が無意味に思えた。
そんな心持だったけれど、急に仕事がきた。
コンテンツはそこそこ大きな野外の式典で結構立派な案件だった。
こんな感じでは良くないので我を忘れてしっかりこなしているうちに、いつもの陽気な気分になってきた。
後で思うとあの時は外に出てお日様の光を浴びたりしなかったと思う。
お昼に外に出ることも素晴らしいと思った。

暑い週末の深夜はこっそりと
友達のチカコは頭がキレる。
頭が良いんだなーと感じる。
何としてでも他者を否定したりはしない。
何コイツ!?と思っても、まずは相手の気持ちを重視する。
ということから、許容範囲が膨らむし、強くなれるのだ。
考えを貫く事より、こうしている方が彼女にとって楽なのかもしれない。
自分が傷つかなくてすむ方法、経験を自分のものにするやり方をとても理解している。

笑顔で泳ぐ家族と飛行機雲

水滸伝の北方バージョンの血が通っていて雄々しい登場人物が、オリジナル水滸伝の108星になぞらえて、主要なキャラクターが108人でてくるが、敵方、権力側のキャラクターも人間味あふれているのがいて、血が通っていると思える。
登場キャラクターに現実の人の様な弱さがうかんでくるのも加えて、心酔していたわけだ。
心が弱いなりに自分の目標とか未来の為に成しうる限り悪戦苦闘しているのが読みとおしていて熱中する。
読みとおしていておもしろい。
しかれども、魅了される登場人物が不幸な目にあったり、希望がやぶれていく話も胸にひびくものがあるからひきつけられる歴史小説だ。

雲の無い大安の日没に友人と
夏休みも2週間くらいたった頃の日暮れ前。
「缶蹴り」で鬼役をしている少年は、とんでもなくお腹を空かしていた。
捕らえても捕らえても缶をけられて捕虜が逃げるので、もう本日のカンけりは終わりが見えない、とガックリきていた。
へとへとに遊び疲れて家まで戻ると、扉を開ける前に、今日の夕飯が判明した。
メチャンコ美味しそうなカレーの香りに、少年は幸せな気持ちになった。

夢中で泳ぐ友達と枯れた森

甲斐の国はフルーツ王国と言われているほど果物の栽培が盛んだ。
日本にはなかなか無い海なし県で、富士山などの山々に囲まれている。
そのために、漁業もできなければ、稲作もまったく盛んではない。
そこで、甲斐の国を治めた殿様、柳沢吉がフルーツ生産をすすめたのだ。
江戸よりも優れた名産が欲しかったのだろう。
甲府の水はけのよさと、山国ならではの昼夜の気温の差は立派な果物を生産する。

熱中して大声を出す君と横殴りの雪
宿泊に行きたくて仕方がなかった所、と言うのは静岡県の真鶴だ。
この地を知ったのは「真鶴」というタイトルの川上弘美さんの小説。
でもこれは、自分の未熟な感覚では、現在でも深い感動はできない。
だけど、ストーリー中の真鶴岬の様子が好きで、行ったことのない真鶴に行きたいと思っていた。
静岡県の、神奈川県との中間にあるここ。
その突端が真鶴岬。
真鶴岬の少し先、海から頭を出しているのは、三ツ岩という石が3つ。
一番大きな石の上には鳥居があって、潮がひいたら歩いて向かえる。
願いが叶い、現実のこの光景を見に行くことができた。
私の一眼の中身は真鶴の写真がいっぱい。
ホテルの女将さんにここに住みたいと言うと、喜んでくれた。

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